どうも、あるビバです!
4大ホワイトスピリッツのひとつジン。
昨今のクラフトジンブームやサントリーの新しいジン「翠」を扱う居酒屋さんも増えてきたことから、ジンに興味がある方も多いんじゃないでしょうか。
おうちカクテルでジンを試してみたいけど、どれから買ったみたらいいか分からない…
ジンは使用するボタニカル(ボタニカルについては後で説明します)で風味が大きく変わるので、クラフトジンと呼ばれるものがたくさん販売されています。
日本でもクラフトジンがたくさん作られているんですよ。
そんなジンですが、まずは基本のキ、定番を押さえておきたいですよね。
ジンのなかでも4大ブランドと呼ばれる超定番のジンがあります。
- ビーフィーター
- ゴードン
- タンカレー
- ボンベイ
各社のなかでスタンダードと呼んでいいだろうボトルをピックアップして、飲み比べレビューします。
それぞれのボトルのレビューはもちろん、おすすめしたい人やあるビバのイチオシも紹介しますので、ぜひ最後まで呼んでくださいね。
ジンってどんなお酒?
初めにジンってどんなお酒なのか、簡単に説明します。
ジンとは、大麦、ライ麦、ジャガイモなどを原料とした蒸留酒。元々は薬酒として誕生した。ジュニパーベリー(Juniper berry、主にセイヨウネズ)の球果の上に流すことによって香り付けがされているのが特徴的。日本の酒税法上はスピリッツ(蒸留酒)に分類される。
出典 ウィキペディア
ウィキペディアではこのように説明されています。
ジンはジュニパーベリーで香味がつけられていますが、そのほかにもさまざまな植物・果実・スパイスを組み合わせて香味づけがされます。
これら香味づけに用いられる植物等をボタニカルと呼び、使用されるボタニカルによってジンはさまざまな表情を持つことになります。
これがジンの醍醐味のひとつですね。
ジンを大きく分類すると
- ドライ・ジン(ロンドン・ジン、ロンドン・ドライ・ジン、イングリッシュ・ジンとも呼ばれる)
- ジュネヴァ
- シュタインヘーガー
- オールド・トム・ジン
の4つに分けられます。
現在の主流はドライ・ジンなので単に「ジン」という場合は、ドライ・ジンのことを指していると思ってほぼ間違いないです。
ジンレビュー
ビーフィーター 47°
ビーフィーターには、ビーフィーター ロンドン ドライジンの名前で販売されているスタンダードボトルにアルコール度数が40度のものと47度のものがあります。
今回は47度の方でテイスティングしますが、度数の違いで飲み比べした記事がこちらにありますので、良ければそちらも読んでみてください。
テイスティングします
香りはまず柑橘系の香りが一瞬香り、その後アルコール臭とジュニパーベリーの香りが上がってきます。
口に含んだ瞬間から柑橘系の風味を感じます。そのおかげか高い度数の割りにはボリュームもほどよく感じますね。後味には少しのアルコール感があります。
トニックウォーターで割ると柑橘系のフレーバーの影響か爽やかな印象の飲み口になりましたが、後味の穀物由来であろう甘さが強調され、少しくどさを感じる甘ったるさがあります。
ただ、これはライムやレモンと相性が良さそうです。
こんな人におすすめ!
やはり柑橘系の風味が特徴ですので、レモンやグレープフルーツといったフレーバーが好きな方におすすめ!
ゴードン 43°
ゴードンにも、ゴードン ロンドン ドライジンの名前で販売されているスタンダードボトルにアルコール度数が37.5度と43度のものがあります。
今回は43度の方でテイスティングしますが、度数の違いで飲み比べした記事がこちらにありますので、良ければそちらも読んでみてください。
テイスティングします
香りはほぼジュニパーベリーで占められている印象です。他銘柄と同時に比較していると余計にそう感じます。併せてアルコール臭も感じます。
味わいもやはりジュニパーベリーが口いっぱいに広がるイメージです。他のボトルに比べ度数が低いからか厚みは他よりも無いですが、余韻もジュニパーベリーをたっぷりと感じられます。
トニックウォーターで割るとジン(ジュニパーベリー)とトニックウォーターの苦味の調和が心地よいです。
こんな人におすすめ!
ジンの王道を知りたい・飲んでおきたい人におすすめ!
どのジンでも香るジュニパーベリーの風味がたまらなく好きだという方におすすめ!
タンカレー
今回の4ボトルの中ではアルコール度数が47.3度と若干の差ですが、いちばん高いタンカレー。
個人的にはグリーンのボトルとこのシルエットはかっこいいなと思います。
テイスティングします
香りはジュニパーベリー主体ですが、少しクリアな印象です。アルコール度数が高いからかアルコール臭も強めに感じ、鼻奥にツンと刺激もあります。
含んだ瞬間は思ったよりクリアです。飲み込む瞬間にボリュームを感じるものの、キレが良く飲みやすささえ感じます。
トニックウォーターで割るとクセがなくキレのいい味わいになります。甘ったるさも感じません。
こんな人におすすめ!
ジン以外のお酒でもドライな飲み口、キレがいいものが好きな人におすすめ!
ボンベイサファイア
青く透き通るボトルが印象的なボンベイサファイア。
店頭に置いてあると一際は目を引くボトルです。
アルコール度数は、ビーフィーターと同じ47度です。
テイスティングします
フローラルな香りがパッと上がってきます。ジュニパーベリーはサラッと香る印象で、最後にアルコール臭もありますが、高い度数の割に強くは感じません。
味わいはやはり華やかな印象です。ただ、度数が高いからか中盤から終盤にしっかりと飲みごたえがあります。
飲み終えたあとに残る風味は再び華やかなで、余韻も長いです。
トニックウォーターで割るとトニックの苦味が加わったからか草やハーブを思わせるような味わいになりました。
こんな人におすすめ!
ハーブやフローラルな香りが好きな方におすすめ!
ほかのジンを飲んだときに苦手に感じたけど、好きになれるジンを探している人に試してほしい!
あるビバのおすすめ
それぞれのボトルのレビューを読んでもどれにすればいいか迷うなぁ…
そんな人にあるビバからおすすめするボトルは、コレです!
おそらく一般的にジン初心者におすすめされるのはビーフィーターだと思います。
(それでバーでもスタンダードに使われてるってすごいですよね。)
ただ、ビーフィーターはジントニックにした際にライムかレモンが欲しくなるんですよね。それがないとバランスが悪く感じてしまう。(逆に入れれば抜群に美味しいです。)
私がおうちカクテルでいちばん大切にしている手軽に気軽におうちカクテルの点から言うと、手間をかけたくないときにも、美味しいカクテルを飲めるボトルをおすすめしたい。
ゴードンはトニックウォーターで割るだけで味が整うというか、バランスの取れた味わいになる。この手軽さがあるビバ的いちおしポイントです。
もちろん4ボトルで個人的にいちばん好きというのもあります。笑
それとこの4ボトルは価格帯で言うと、ゴードンとビーフィーターが千円台前半で、タンカレーとボンベイサファイアが千円台後半ぐらいで販売されていることが多いと思います。
びっくりするほどの価格差ではないですが、価格の面からもゴードンはポイントが高いと思います。
この記事がみなさんのジン選びの参考になれば幸いです。