どうも、あるビバです!
おうちカクテルをするならぜひ用意したい透明な氷。
スーパーやコンビニで買うとなると、セブンイレブンさんでは1.1kg240円ぐらいで販売されています。
ハイボールを作ったりシェイカーでカクテルを作るとなると、1杯でだいたい150g〜200gぐらい使い、値段にすると30円〜40円ぐらいです。
飲む量にもよりますが、月に数千円ぐらいかかっちゃいます。
そこで家の冷蔵庫で自作しようと、ネット記事やYouTubeなどで作り方がたくさん紹介されています。
ただ、だいたいの作り方がクーラーボックスや発泡スチロールを使うから冷蔵庫の冷凍室には入らないんだよなぁ
そうなんですよね。
水道水から透明氷を作る方法をざっくり説明すると
- 適当な箱に水道水を入れる
- 上部以外(側面・底)から伝わる冷気を極力少なくし、上部から凍らせる
- 水道水に含まれる不純物(塩素等)より先に水が凍り始める
- 半分ぐらい凍った段階で取り出すことで立方体かつ水のみが凍った透明氷となる
といった感じです。
この作り方において、クーラーボックスや発泡スチロールが適材なんです。
ただ、クーラーボックスとなると小さいものでもかなりの場所を取りますし、発泡スチロールの場合は直接、水を入れて凍らせると数回で発泡スチロールが割れます。
冷蔵庫の冷凍室に入る発泡スチロールにぴったりフィットするタッパーなどを見つけられれば、その組み合わせで透明氷は作れますが、なかなか簡単には見つかりません。
そこで、冷凍室に入る大きさのタッパーありきで透明氷を作る方法を考えました!
この記事を読めば、ご自宅の冷凍室に合わせたスペースで透明氷が初期費用330円で作れて、より美味しいハイボールやカクテルが飲めるようになります!
透明氷用容器の作り方
用意するもの
- タッパー(耐冷温度-20℃以下のもの)
- アルミシート
- 結束バンド(グルーガンなどでも代用可)
全てダイソーで揃うので、3つで330円(税込)です。
冷凍室に入るお好きなサイズで大丈夫ですが、タッパーは深さがあった方がいいです。
タッパーに満タンの水を入れるとしても8〜9分目が限界(運ぶときにこぼれる)で、その半分から6割ぐらいまで凍らせるので、できれば深さ10cm以上あるといいですね。
タッパーは冷凍室に入れるので耐冷温度-20℃以下のものにしてください。
米びつ用や食パン保存用などでも大丈夫なものがありますので、適当なサイズが見つからないときは、そういった用途向けに販売されているものも手に取ってみてくださいね。
アルミシートも何でも大丈夫ですが、できるだけ冷気をシャットアウトしたいので厚手と記載があるものを用意しました。
作り方(手順)
①アルミシートをタッパーに合わせてカットする
タッパーに対して、写真手前と奥に二つ折りで高さが足りるようにアルミシートを切ります。
写真左と右は二つ折りは無しでタッパーの高さに足りるようにアルミシートを切ります。
(写真は既にカット済みのものです。)
同じ大きさのものを二つ用意し、重ね合わせて四隅をホッチキスで留めます。
(外側にくるアルミシートは縦横1cmぐらい大きい方が作りやすいです。)
②アルミシートでタッパーを包む
タッパーの高さに合わせて二つ折りにし、適当な箇所をホッチキスで留めます。
写真のようにアルミシートを折り込み、ハサミでカットします。
折り曲げた部分が戻らないように、ホッチキスで適宜留めて大丈夫です。
ハサミで切り取った部分に沿って写真のように包み込みます。
最後の部分はアルミシートが重なりすぎてホッチキスでは留まらないので、結束バンドで留めます。
先にキリやカッターで穴を開けておくと結束バンドを通しやすいです。
反対側も同じ要領で包み込みます。
③完成!
完成しました!
アルミシートだけでも自立しますので使い勝手は良いです。
もちろんタッパーもぴったり入ります。
透明氷の作り方
水を張り冷凍室へ
タッパーに水を8〜9分目まで入れます。
こぼさないように冷凍室へ入れ、24時間を目安に冷凍します。
こればっかりは機種や設定温度、水温などにより時間が変わります。
初めて作る際は、できれば18時間ぐらいで取り出して一度様子を見ることをおすすめします。
その時点で半分〜6割程度凍っているなら氷を出して切り分けてください。まだの場合は、凍り具合から残り時間を逆算してみてください。
凍りすぎても不要な部分は削り取って捨ててしまえば良いのですが、全部完全に凍ってしまうと水が氷になる際の膨張で、最悪の場合、タッパーが破損するかもしれません。
タッパーから取り出して形を整える
①タッパーから氷を出す
タッパーを逆さまにして、底を押し込むと氷が外れます。
もし外れないときは、底の部分から水道水をかけてあげると簡単に外れます。
全部は凍っていないので、タッパーの底に残っていた水が出てきます。
この水に水道水の不純物(塩素等)が残っています。
②不要な部分を叩き落とす
薄く凍っている部分は不要なのでパンスライサーなどで叩き落とします。
凍らせているとき天井側だった部分が一部白く濁ってしまったのでここも叩いて落とします。
パンスライサーもダイソーで買いました。包丁でも切れますし、アイスピックを使っても大丈夫です。
氷は鋭利になっている部分もありますので、手を切らないように取り扱いは注意してください。
そのほかの部分もでこぼこになっている部分を削ぎ落としていきます。
叩くような感じで刃を当てれば簡単に削れていきます。
どこまできれいにするかはお好みですが、あまり整えすぎると氷が減ってしまうので、ほどほどで良いと思います。
水道水を当てると表面が薄くとけて滑らかになります。
同じ箇所に当てすぎるとそこだけへこむので注意してください。
撮影しているときは写真を撮っている間に少しへこんでしまいました笑
③透明氷の塊が完成
この状態のままかふたつに割った大きいままで冷凍しておいて、使うときに必要な大きさに切り出すという使い方もできます。
そうすると小さく切った氷どうしが再凍結してしまうという面倒は避けることができるのですが、私は使うたびに切るのは手間なので、このまま一気に細かく切り分けます。
切り分ける
①切り込みを入れる
ノコギリで木を切る要領で、パンスライサーを前後させて氷に切り込みを入れます。
まず端と端に切り込みを入れて、それに合わせて真っ直ぐに切り込みを入れます。
今回は5等分にしようと思うので、真ん中より少し右に切り込みを入れました。
②棒状に切り分ける
切り込みを入れた部分に沿って、今度はパンスライサーを何回も叩きつけて割ります。
コツとしてはあまり力一杯叩かず軽い力で何回も叩きます。真っ直ぐ叩くのも大事です。
4分の1ぐらい叩き進んだところで、急にぱっくりとふたつに割れます。
それ(写真では右側の氷)をさらに同じ要領で半分にして棒状にします。
③使いたい大きさに切り分ける
棒状の氷を使いたい大きさに切り分けます。
ここまでくると切り込みは不要です。叩けばすぐに割れます。
④氷の角を取って整える
氷は真っ直ぐ切れているので、角が尖っています。
ハイボールなどに使う場合はこのままでもあまり問題ありませんが、シェイクに使う場合は、シェイクしているときに角が欠けて破片になり、溶けて加水しすぎの原因になるので、気になる方は角を取ってください。
残りも同じように切り分けます。
表面を滑らかにするのに水道水をかけるときは、パンスライサーを使うと一箇所に集中しません。
完成
綺麗な透明氷ができました!
大きめのものと小さめのものに切り分けておくと、グラスの大きさに合わせたり、シェイカーで氷を組み立てるときに使いやすいのでおすすめです。
保存はジッパー袋が場所も取らないし、使い勝手もいいかなと思います。
私は毎日のように使うのとスペースを確保できているので、写真のような箱に入れています。
冷凍室を開けてすぐ取れるので。
他には製氷室(氷を置いておく本来のスペース)に入れてしまうのもありですが、氷の表面の水が凍結して、氷どうしやトレーなどにくっついてしまうので気をつけてくださいね。
ジッパー袋に入れていても氷どうしがくっついてしまうので、その場合は、袋の上からタオルをあててスプーンの背で叩くと離れやすいです。
ジッパー袋の上から直接叩いてもいいですが、タオルをして叩いた方が袋が破けにくいです。
まとめ
どんな大きさのタッパーでも透明氷を自作できる方法をご紹介しました。
この方法であれば、省スペースでも透明氷を作れます。
一度にたくさん作った方が効率も良く手間も省けるのですが、お酒専用に冷凍室付冷蔵庫を用意していたり、冷蔵庫とは別に冷凍庫がある方でないと、なかなかスペースの確保は難しいと思います。
そんな場合でも、低コストで透明氷の自作にチャレンジできるので、ぜひ試してみてください!
試しに小さめのタッパーで作ってみましたが、同じように上手く透明氷ができました。
凍るのにかかった時間は24時間程度でしたので、タッパーの大きさによって凍る時間は大きくは変わらなさそうです。
透明氷の自作はこだわりだすといろいろと手間が増えていきます。
水をタッパーに入れた後かき混ぜて空気を抜く、一度煮沸した水を使う、冷凍室の温度を高めにしてよりゆっくり凍らせる、などなど…
ただ、あるビバのおうちカクテルでは、手軽に気軽におうちカクテルをモットーにしていますので、今回の方法でのご紹介とさせていただきます。
これでも十分なレベルの透明氷ができますので!
自家製透明氷についてもっと知りたいよ!という方はこちらの記事もぜひご覧になってください。