どうも、あるビバです!
みなさんハイボール飲んでますか?
ウイスキーもいろいろありますが、居酒屋でも定番のハイボールのひとつと言えば角ハイボールですよね。
角にはRTD(Ready to drink)として缶入りのハイボールが販売されています。私もBBQなどで手軽に飲めるハイボールとしてお世話になることがありますが、正直、美味い不味いは別にして、角瓶で作ったハイボールと味はちょっと違うよなぁと感じていました。
そこで!
角缶ハイボールと角瓶ハイボールを飲み比べてみます!
アルコール度数や作り方にもこだわって徹底比較します。最後はコストも含めて比較していますので、ぜひ最後まで読んでくださいね。
飲む前にラベルを比較
角缶ハイボール(7%)
まずはレギュラーとも呼べる7%の角缶ハイボールです。
お馴染みのロゴと字体で見た目からウイスキー角のハイボールであることを訴えかけてくるデザインですね。
全体的にシルバーなのも冷たさを連想させる気がして、個人的には好きです。
原材料名を確認すると、レモンスピリッツに食物繊維が入っていますね。あと、酸味料も入っています。
これは味を整えるためだと思いますが、レモンスピリッツなのはちょっと気になりますね。スピリッツということは何かしらアルコールなので、ウイスキー以外のアルコールが含まれることになります。
ただ、レモンスピリッツなので、角ハイボールにレモンピールした味わいを表現しているのかもしれません。
角缶ハイボール濃いめ(9%)
濃いめはアルコール9%と、レギュラーの7%に比べ2%高くなっています。
数字だけ見ると、たった2%と感じるかもしれませんが、アルコール2%はかなり味わいも違って感じるので楽しみです。
あるビバ的にはアルコール度数の高い方がついつい気になっちゃいます。
原材料名を確認すると、レモンピールスピリッツと食物繊維が入っていますね。こちらは酸味料は入っておらず、レギュラーのレモンスピリッツではなく、レモンピールスピリッツとなっています。
名前からしてこれこそレモンピールした味わいを表現するためかなと思いますが、レギュラーと濃いめで原材料が異なるのもサントリーさんの味へのこだわりなのでしょう。
角瓶
最後は角瓶です。
角はブレンデッドウイスキーですので、原材料名はモルトとグレーンのみですね。アルコール40%となっています。
これを炭酸水で割ることで、ハイボールとなります。
実は角のラベルにはどこにも「角」の表記がありません。
発売当初から表記されておらず、角(角瓶)の呼び名は誰からともなく呼ばれ始め定着したとのことです。
現在においても、あえて角と表記しないのは、どことなくこだわりや渋さを感じて好きですね。
比較条件
- 角瓶は冷凍したものを使用します。
- 角缶ハイボールと炭酸水は冷蔵庫でしっかり冷やします。
- グラスは氷でアイシングし、溶けた水はしっかりと切ります。
飲み比べ(レギュラー7%)
角缶ハイボール(7%)
まずは缶から直接いただきます。
缶から直接だと香りはほとんど感じられません。
味わいについては香りと比較するとウイスキー・レモンとも不自然に濃く感じられ、雑味があるようにすら感じます。
香りから最後に喉を通るまでの一連について流れが悪く、美味しいハイボールという感想にはなりづらいですね。
次に、サントリーさんのCMでも飲み方として提示されている氷を入れたグラスでいただきましょう。
(こうしないと角瓶ハイボールと比較できないですしね。)
香りがグラスからしっかりと感じられます。
ウイスキーの香りは軽めに感じ、レモンの爽やかさもほのかに感じます。
一口いただくと7%のアルコールを感じさせないスムースさです。缶から直接飲んだ場合に比べ、雑味や不自然な濃さが削ぎ落とされて、ウイスキーとほのかなレモンを美味しく味わえます。
角瓶ハイボール(7%)
それでは、角でハイボールを作っていきましょう。
- 角15ml
- 炭酸水(ウイルキンソンタンサン缶)70ml
- 15ml × 40% ÷ (15ml + 70ml)= 7.058…%
まず香りですが、角瓶をストレートで飲むときに感じる甘い香りが感じられます。
角缶ハイボールでは甘さまでは香らなかったので、はっきりと違いがありますね。
味わいについても角の甘い味わいまで感じられ、缶よりもウイスキーを強く感じますね。アルコール感がきついということもなく、香りから喉を通るまで、「あぁ、角だな」となり、美味しいです。
缶に近づけるならレモンピールした方がいいと思いますが、缶に対して生のレモンの香りで比較するのは土俵が違いすぎる(生のレモンの方が美味しいに決まっている)ので、レモンは無しとします。
飲み比べ(濃いめ9%)
角缶ハイボール濃いめ(9%)
こちらもまずは缶から直接いただきます。
度数が濃いからか、缶からでもほのかに角の香りがしますね。
ただ、味わいはアルコール感が強すぎて、えぐみにすら感じられてしまいます。
正直、美味しくないという感想になってしまいそうなぐらいバランスの悪い味わいです。
もったいないので、早速グラスに注ぎましょう。
香りはウイスキー・レモンともに感じられます。一口いただくと、レギュラーよりも飲みごたえがありますね。
濃いめになってもアルコールがきついという感じがそれほどないのは、レモンの香りのおかげでしょうか。
ただ、よくよく味わうとウイスキー感が乏しいような気がしますね。レギュラーより濃くなっているはずなのにウイスキー感がそこまで増してないようです。
アルコール度数のアップは飲みごたえに表れているように感じます。
角瓶ハイボール(9%)
それでは、角で濃いめのハイボールを作っていきましょう。
- 角20ml
- 炭酸水(ウイルキンソンタンサン缶)70ml
- 20ml × 40% ÷ (20ml + 69ml)= 8.988…%
香りからして甘くとても良いです。
味わいも甘く、ウイスキー角の良さがしっかりと感じられます。
サントリーさんの公式角ハイボールの作り方でも1:4(8%)がおすすめされていて、それより少し濃いぐらいなので、濃すぎてアルコールがきついということもなく、角の良さが引き立ちますね。
まとめ(比較)
それでは味について缶と瓶を比較していきましょう!
角缶ハイボールはグラスに注ぐ!
まず大前提として、缶は必ずグラスに注ぐべきですね。
もう味が全然違います。
缶のまま飲んで評価するなんてサントリーさんに申し訳ない!ってぐらいグラスから飲む方が美味しいです。
それぐらいウイスキーにおける香りの要素が大切ってことですね。
角缶ハイボールの感想
まず缶ですが、レモンスピリッツ(濃いめはレモンピールスピリッツ)のおかげか、缶は角ハイボールにレモンピールした(またはレモンカットを入れた)雰囲気が表現されていると思います。
そのおかげで飲みやすい仕上がりにはなっていますが、ウイスキー自体の香りや味については弱めの印象です。もしかしたらウイスキー以外のアルコールが入っていることも影響しているかもしれません。
角瓶ハイボールの感想
瓶については、今回はレモンは無しで作っていきましたが、7%でも9%でも角をしっかりと味わえ、レモンの香りがないためか、角の甘い香りもしっかりと感じられました。
角ハイボールにレモンを加えるかどうかは好みが分かれるところではあると思いますが、個人的にはレモン必須派ではないので、角瓶ハイボールの方がウイスキーそのものを味わえて好きだなと思いました。
気になったコト
ひとつ気になったのが、角缶ハイボールの7%と9%でウイスキー感がアップしたように感じられなかったことです。
濃いめとうたっているのですから、個人的にはウイスキーの濃さを期待したのですが、ウイスキーというよりはアルコール感のアップという印象でした。
両方同じ価格で販売されているので、コストの関係でなかなか純粋にウイスキーの量を増やすのは難しいのかもしれません。
コスト比較
感想まとめの最後で触れたコストについて、缶と瓶で比較してみます。
私が購入した金額と今回の作り方での比較とはなってしまいますが、表にするとこんな感じです。
種類 | 金額(350mlあたり) |
---|---|
角缶ハイボール(7%) | 195円 |
角缶ハイボール濃いめ(9%) | 195円 |
角瓶ハイボール(7%) | 178円 |
角瓶ハイボール(9%) | 212円 |
角瓶は近所でたいがい1400円台で買えるので、700mlで1500円としました。
角瓶ハイボール(7%)の金額は次のとおり計算しました。
角瓶ハイボール(9%)の金額は次のとおり計算しました。
缶で飲むのも瓶から作って飲むのも、そこまで大きな差ではないですね。
コストを踏まえても、私は瓶から自分で作る方を飲みたいなと思いました。
みなさんもおうちで角ハイボール始めませんか?
美味しい作り方はこの記事を参考にしてください。