どうも、あるビバです!
おうちカクテルを始めるにあたって、まず用意したいお酒(スピリッツ)がカクテルベースです。
カクテルベースとは読んで字のごとくカクテルのベース(base)で、カクテルレシピにおける基礎やもとの部分を指します。定番のカクテルベースはウォッカ・ジン・ラム・テキーラであり、これらホワイトスピリッツをまとめて4大スピリッツと呼ばれています。
簡単なレシピのカクテルであればホワイトスピリッツを何かジュースで割れば完成します。
ですので、おうちカクテルを始めるなら4大スピリッツを用意したいところなのですが、どのスピリッツもアルコール度数が40%前後ある強いお酒ですので、よほどお酒をたくさん飲む人でないと1本飲み終わるのに何日、何週間とかかります。
初めての人はどのスピリッツがどんな特徴かわかりませんし、もし口に合わなかったら消費するのが大変ですよね。
そこで各スピリッツの特徴とおすすめの銘柄をご紹介しますので、ぜひ購入の際の参考にしてください。
もしお口に合わなかった際にも活用できる口当たりの良い簡単なカクテルレシピもご紹介していますので、おうちカクテルを始める一歩を後押しできれば幸いです。
ウォッカ
味の特徴
ウォッカはさまざまな穀物を原材料に蒸留されるお酒ですが、蒸留後に炭で濾過することによって非常にクリアな酒質・味わいになります。
クリアがゆえにストレートで飲むと慣れない人にはお酒臭く感じるかもしれません。
けれどもカクテルの際は他の材料(オレンジジュース等)の味わいに必要以上の影響を与えないため、ウォッカをベースとして作られるカクテルは他の材料の味わいが引き立つものが多いです。
おすすめの銘柄
ウォッカの中で初めの1本としておすすめするのはスミノフウォッカです。
スミノフウォッカはウォッカの中でも特にクセがなく飲みやすいボトルです。
比較的販売しているところも多く、価格も安価な方ですので手に取りやすい1本でもあります。
ウォッカについてもっと知りたい方はこちらの記事もどうぞ
簡単カクテルレシピ
- ウォッカ30ml + オレンジジュース120ml (アルコール度数8%)
- ウォッカ30ml + ファンタグレープ150ml(アルコール度数6.7%)
- ウォッカ20ml + 午後の紅茶ストレートティー140ml(アルコール度数5%)
オレンジジュースは定番という感じですがウォッカは色々なジュースと相性が良いのでグレープフルーツジュースなどお好きなもので割って美味しく飲めると思います。
100%オレンジジュースだと酸味が強いと感じる人はなっちゃんオレンジで割っても甘くて美味しいですよ。
ファンタグレープはブドウチューハイのような味です。素直に美味いです。
午後の紅茶ストレートティーで割ると甘みが少なめなのでアルコール感が強く感じる人もいるかもしれませんが、特に紅茶が好きな人には試してもらいたいですね。
ジン
味の特徴
ジンはウォッカ同様にさまざまな穀物を原材料に蒸留されますが、植物・果実・スパイスを使って香味がつけられるのが特徴です。
それら植物・果実・スパイスをボタニカルと呼びますがジュニパーベリーがボタニカルとして必ず含まれるのがジンの味の特徴の大きな方向性を決定づけています。
ジュニパーベリーがジンの味わいの特徴であるものの、それ以外のボタニカルは銘柄によって全くと言っていいほど異なるので銘柄によって風味も大きく異なります。
ジンの中心となるジュニパーベリーの風味は個人的にはそこまで強いクセではないので多くの人に受け入れられやすい味わいかなと思います。
おすすめの銘柄
ジンの中であるビバがおすすめする1本はゴードン ジンです。
低価格帯のジンの中では1番ジュニパーベリーの風味をストレートに感じられるのがおすすめする理由です。
けれどもジンは銘柄ごとに味わいが本当に異なるので4大ジンと呼ばれる有名な銘柄でさえ味のキャラクターが全く異なります。
できれば何種類か試して好きになるジンが無いか探してもらいたいですね。
ジンについてもっと知りたい方はこちらの記事もどうぞ
簡単カクテルレシピ
- ジン30ml + トニックウォーター120ml (アルコール度数8%)
- ジン30ml + コーラ150ml(アルコール度数6.7%)
- ジン30ml + スコール150ml(アルコール度数6.7%)
トニックウォーターで割れば有名なジントニックとなります。
これはジンとトニックウォーターの味の調和を楽しむカクテルですので、ジンが苦手な人にはあまりおすすめはできませんが一度は試して欲しいカクテルです。
コーラやスコールで割っても美味しいですし、ジンの風味が苦手な方はジンを少なめ(コーラ等を多め)にするとジンの風味やアルコール感が弱まって飲みやすいです。
おすすめには挙げていませんが、もちろんオレンジジュースで割っても美味しいですよ。
ラム
味の特徴
ラムは原材料がサトウキビであることからラム自体にほんのりと甘さがありまろやかです。
また蒸留後に樽で熟成するのが特徴のひとつで、樽熟成後に炭濾過したものをホワイトラム、炭濾過しないものをゴールドラムもしくはダークラムと呼びます。
カクテルベースとして使われるのはホワイトラムが多いですが、ゴールドラム・ダークラムを用いたカクテルもあります。
また特にダークラムはストレートで飲んでとても美味しい銘柄もあります。(長期熟成したものが多いので価格もお高めですが)
おすすめの銘柄
カクテルに用いるラムとしておすすめする1本はバカルディ スペリオールです。
ラムの風味は抑えめですが、それがカクテルベースとしては非常に使いやすいです。
ライトな味わいが初めての1本としてもおすすめしやすいですね。
ラムについてもっと知りたい方はこちらの記事もどうぞ
簡単カクテルレシピ
- ラム30ml + パイナップルジュース120ml (アルコール度数8%)
- ラム30ml + ファンタグレープ150ml(アルコール度数6.7%)
- ラム20ml + 午後の紅茶ミルクティー140ml(アルコール度数5%)
ラムはトロピカルなフルーツと特に相性が良いのでパイナップルジュースとの組み合わせは美味しいですね。
もちろんオレンジジュースでも美味しいです。
ファンタグレープとの組み合わせはいわゆるブドウチューハイとはまた違った味わいでおすすめです。
ラムの風味やアルコール感も適度に抑えられて飲みやすいと思います。
もともとホットティーにラムを少量垂らす飲み方がありますので、午後の紅茶ミルクティーとの組み合わせも間違いありません。午後の紅茶ストレートティーと合わせても美味しいです。
テキーラ
味の特徴
テキーラはブルーアガベという植物から蒸留されるお酒です。
甘みがあると表現されることが多いテキーラですが、アガベ特有の香りと甘さなのでクセは強いお酒だと思います。
その分ハマればすごく好きになるお酒です。
テキーラは蒸留後に熟成しない(または60日未満の短期間熟成)ものから最長で3年以上熟成されたものまで、熟成期間によって明確に分類されています。
カクテルベースとして使われるのは熟成しない(または60日未満の短期間熟成)ものが多いですが、長期熟成のものや高級なものはそのまま飲んで美味しいです。
おすすめの銘柄
初めての1本としておすすめするテキーラはクエルボ・エスペシャル・シルバーです。
テキーラは原材料の全てがブルーアガベ(ブルーアガベ100%)のものをプレミアムテキーラと呼ぶことがあり、一般的に高品質であるとされています。
ただブルーアガベが多い分テキーラ特有のクセも強くなりがちです。
クエルボ・エスペシャル・シルバーはテキーラの風味はしっかり感じられるもののブルーアガベ100%ではないのでクセは抑えめです。
まずはテキーラってどんな味なのかな?というのを試すのにちょうどいいボトルだと思います。
テキーラについてもっと知りたい方はこちらの記事もどうぞ
簡単カクテルレシピ
- テキーラ30ml + オレンジジュース120ml + グレナデンシロップ少々 (アルコール度数8%)
- テキーラ30ml + グレープフルーツジュース120ml(アルコール度数8%)
- テキーラ30ml + スコール150ml(アルコール度数6.7%)
テキーラ + オレンジジュース + グレナデンシロップはテキーラサンライズという定番カクテルのレシピです。
グレナデンシロップが無くても美味しいのですが、テキーラとグレナデンの相性がとても良いので、テキーラ苦手かもと思った人ほどグレナデンシロップを入れて欲しいですね。
グレナデンシロップは製菓コーナーやカルディなどで買うことができます。
おすすめのグレナデンシロップ
テキーラの本場メキシコで定番のテキーラカクテルにパロマがあります。
テキーラとグレープフルーツとソーダを組み合わせて最後に塩を一振りするというもので、本場でもグレープフルーツとテキーラの組み合わせは親しまれているようです。
あるビバ的イチオシはスコールとの組み合わせです。
初めて飲んだとき度肝抜かれるぐらい美味しかったです。テキーラを手に入れたら一度は試して欲しいですね。
まとめ
各スピリッツのおすすめボトルと飲みやすい簡単カクテルレシピをご紹介しました。
レシピの分量はこれぐらいが比較的口当たりが良いかなという目安ですのでご自身のアルコール耐性や好みで調整してくださいね。
また買ったスピリッツが口に合わなかったときにも役立つレシピとして紹介しましたが、苦手なスピリッツでもこれは飲めるなという飲み方で杯を重ねていると、いつの間にか好きになっていたりします。
口に合わないものを無理に飲む必要は無いですが、ここまで記事を読んでくれたあなたはきっとお酒が好きだったり興味があったりすると思うので、好みの幅を広げることに役立てば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
おうちカクテルに関する記事を書いていますので、他のページも覗いていただけたら嬉しいです。
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