どうも、あるビバです!
カクテルの作り方(技法)は代表的なものが4つあり、ビルド・シェイク・ステア・ブレンドと呼ばれます。
その中でシェイクは、多くの方がカクテルと言えばこれ!とイメージする技法だと思います。
けど、シェイクってむずかしそう…
そんなことはないですよ!
プロのバーテンダーみたいなシェイクは今日明日でできるものではありませんが、今日から始められるシェイクの仕方があります。
シェイクができるようになれば作れるカクテルの幅が一気に広がりますので、ぜひ最後まで読んでシェイクを始めてください!
シェイクとは
シェイクはシェイカーの中にカクテルの材料と氷を入れシェイクする(振る)ことで、材料をしっかりと混ぜ合わせ、急激に冷やし、氷が溶け適度に加水されることで、カクテルを作り上げる技法です。
シェイクで作られるカクテルには、次のようなものがあります。
- バラライカ
- ホワイトレディ
- ギムレット
- XYZ
- マルガリータ など
シェイクはシェイカーが無いと始まりません。
他のもので代用するのも難しいのでシェイカーだけは専用のものを用意いただきたいですね。
シェイカーやそのほかのバーツールを選ぶ際のポイントなどを紹介していますので、気になる方はこちらもチェックしてください。
シェイクの大まかな手順
- グラスを冷やす
- シェイカーに材料を注ぎ、氷を入れる
- シェイクする
- グラスに注いで完成!
以上がシェイクの大まかな手順になりますので、これに沿って具体的な手順とポイントを紹介していきます。
手順とポイント
グラスを冷やす
まずグラスを氷で冷やします。写真のように霜がつくぐらいしっかりと冷やしてください。
シェイクで作るカクテルにはショートカクテルが多くありますが、氷が無く量も少ないためすぐにぬるくなってしまいます
少しでも冷たさをキープするためにグラスはしっかりと冷やしましょう。
冷凍庫(冷蔵庫)でグラスを冷やしている場合は、ここではまだグラスを出さないでおきましょう。
ショートカクテルとは完成時にグラスに氷が入っていないカクテルのことを指します。基本的に分量が少なく、ぬるくなるのも早いので、短時間(3口や15分以内と言われる)で飲むことがスマートだとされています。が、無理にそうすることはありません。
逆に氷が入っているカクテルをロングカクテルと言い、氷が入っていることで冷たさがキープできるため、比較的時間をかけて飲むのに適したカクテルと言われます。分量の多少は、ショート・ロングの呼び方に関係ありません。
シェイカーに材料を注ぎ、氷を入れる
レシピどおりに材料を注いでいきます。
ここでシロップや糖分が多く含まれるリキュールが材料にある場合は、材料を注いだあとにバースプーンで少し混ぜましょう。その方がシェイクにより混ぜ合わせるのがより簡単になります。
グラスを冷やすのに使った氷を入れて、足りなければ足してください。お店ではおそらく、グラスを冷やした氷は捨てると思いますが、おうちカクテルなので使えるものは使っちゃいましょう。
グラスに溜まった水はしっかりときってください。
氷は写真ぐらいしっかりと入れてください。
少なすぎると、冷えるのに時間がかかり氷が溶け過ぎます。また、氷が必要以上に割れてしまう原因にもなります。
シェイカーに蓋をします。
ストレーナー(シェイカーの真ん中部分)にトップ(シェイカーの一番上の部分)をつけたまま、ボディ(シェイカーの一番下の部分)につけて蓋をします。
そのあと写真のようにトップだけ外して、付け直します。
トップを付け直すのはシェイカーの中の空気を抜くためです。この手順を踏まないと、シェイク中にシェイカーがバラバラになって中身がこぼれてしまうので、必ずトップの付け直しをしてください。
シェイクする
まずはシェイカーの持ち方です。
写真を参考に持ってみてください。(写真は右利きの方の持ち方です。)
分かりやすいように指は大げさに広げています。
右手の中指と薬指の間にシェイカーを挟み、親指でトップを押さえます。
左手の中指と薬指でボディの底を押さえ、親指はストレーナのへこんでいる部分に引っ掛けるようにします。
特に決まりみたいなのはありませんので、写真は一般的に推奨される持ち方と考えてください。
シェイカーを握り込むと手の熱が伝わってしまうので、指先で持つようなスタイルになっています。その熱伝導の点だけ注意いただければ、持ちやすいように持って大丈夫です。
シェイク中にすっぽ抜けるのだけは絶対に避けたいので、落としそうだと思ったらしっかり目に持ってくださいね。
次にシェイクしていきます。
写真を参考に向こう・手前とできるだけ素早く、勢いよく振ってください。
写真のような直線的なシェイクの仕方は一段振りと呼ばれる振り方に相当します。
みなさんがイメージするものとは少し違うかもしれませんが、プロの方でもこの一段振りでシェイクする方もいらっしゃいます。(プロの場合は一段振りと言ってもバーテンダーにより振り方が異なりますが)
私が初心者に一段振りをオススメするのは、動きが単純なので真似しやすいのと、その方がより簡単にシェイカーを素早く、勢いよく振れると考えるからです。
回数なども何回でOKとかありませんので、数字で伝えることは出来ないのですが、50回を超えて60回70回は振りすぎだと思います。大体20〜30回が目安だと思ってもらえればいいと思います。
回数よりもシェイカーから手にしっかりと冷たさが伝わる(極端に言えば冷たくて持ってるのが辛いぐらい)まで振ってください。左の写真のように、シェイカーの表面に霜がつくぐらいまで冷やしたいですね。
シェイクというとバーテンダーのカッコイイ所作をイメージすると思いますが、まずは次の2点を意識してシェイクしてもらった方が美味しいカクテルになります。
- 素早く、できるだけ勢いよく振る(中の材料をしっかり混ぜ、できるだけ早く冷やすため)
- シェイカーに霜がつくまで振る(しっかりと冷えていないカクテルは美味しくないです)
グラスに注いで完成!
シェイカーのトップを外して、グラスに注いで完成!
注ぐときはストレーナーが外れないよう、上の写真のように(ちょっと見えにくいですが人差し指で押さえてます)ストレーナーを押さえながら注いでくださいね。
写真では茶こしを使っていますが、これはシェイクで発生したアイスフレーク(氷の粒)を除くために使っています。
詳しくはまとめで解説します。
それでは、乾杯!♪(*^^)o∀*∀o(^^*)♪
まとめ
シェイクはカクテル技法の中でも華のあるものですし、やはりシェイカーがカクテルのイメージに直結するので、カクテル=シェイクというのは一般的なイメージなのかなと思います。
それもあってか難しいものと思われがちですが、スタイルはどうあれしっかりと振ればそれなりのものができます。実際、私がそうですので。
では、アイスフレーク(氷の粒)のお話を。
アイスフレークはハードシェイキングと呼ばれる、氷をシェイカーの天井と底にしっかりとぶつけることを意識したシェイクで発生します。
これが良いか悪いかは一概に言えず、意図してアイスフレークを作る方もいれば、アイスフレークが極力できないようにソフトにシェイクしつつ、しっかりと攪拌・冷却することを目指す方もいます。
カクテルによって使い分ける方もいらっしゃるでしょう。
本記事でのシェイクの仕方ではおそらくアイスフレークはできがちだと思います。そこでアイスフレークを除く方法として、ダブルストレイン(シェイカーのストレーナー+茶こし)を紹介させていただきました。
アイスフレークは無くていいなーという方やこのカクテルにはアイスフレークいらないなと感じたときは、ぜひ茶こしを活用してください。
みなさんの良きおうちカクテルの一助になれば幸いです。